授業で実際に僕が就職してきた経験の話をすると生徒たちは不思議がっていたのでこのブログにまとめようと思います。
- 学生は就職よりも国家試験に受かることがメインになっている。
- 新卒の学生は自分が就職する先のことを知らない。
- 就職するということがメインになっていて福利厚生の話を聞いていない。
- 柔整、鍼灸はまだまだ企業といえる会社組織ではない。
まず始めに僕自身の経験から。
自分も過去に働いたことのある仕事場は悲惨の嵐でした。
とは言っても自分自身で選んでそこに就職したので自分の責任です。
この失敗を聞いて学生たちにはできるだけ経験して欲しくない。。。と思っています。
僕が経験した治療院
僕はなぜか学生のうちから整骨院の立ち上げを何度も手伝ってきました。
立ち上げの条件はどこでもかなり良いものです。
↑これを言うとどの経営者も嫌な顔をします。
嫌な顔をするのはあなたを上手く使おうと思っている証拠だと思ってください。
僕の実際の経験
- 院長は僕に施術を任せっきりで脱臼、癖のある患者さん、テーピング、固定を任されたこと。
- 自分の治療院だと思って働けたこと。
- 患者さんからの指名が入るようになったこと。
- 技術職にありがちな、『勉強させてやってるんだから』という悪しき風習に気づけなかったこと。
- 院長や経営者に経営していく為の知識がなく、自分自身もそこに気づけなかったこと。(保険など)
就職先は会社なのか個人事業主なのか?
学生たちに就職先はどっちなの??と聞くと9割が❓マークでした。
健康保険について
こんなことは自身が行き詰まった時にしか調べないし就職当初は考えていてもいないことだと思います。
キラキラした新入社員には裏側のこと(経営)などわかるはずもありません。。
僕は痛い思いもしてきたのでここにかけますが、そんな思いをする前に知っててほしいことです。
そもそも保険を取り扱う資格なのですが学校では全く教えてくれません。
専門学校の先生や非常勤講師もこんなこと考えていません。(多分)
なぜこんなにも自身の保険の加入のことを言うのか?
それは家族ができた時に扶養という概念があるかないか。ということにつながってきます。
家族ができた場合の差が大きい
扶養に入れる。
家族ができた場合は収入に応じて扶養に入れるかどうか決めることができる。
扶養に入れた場合保険料は自身の分の保険料の支払いで扶養家族分までまかなえる。(年収に応じてだがほぼ保険料は変わらない)
扶養という概念がない。
家族が増えれば増えただけ保険料が増える。(収入がなくとも、0歳でも)
経営する側(雇い主)は雇用者(従業員)の背景まで考えてくれているか?
整骨院や鍼灸院では技術職ということあり『勉強させてやっている』だから給料は安くて当たり前だよね?
休みは無くていいよね?
というふうに悪しき習慣が未だに消えていません。(そうでないところを選んで欲しい)
僕自身もこのように『しょうがない』と思いながら働いてきましたが実はそんなことはありません。
日本で働いている以上守られているということを知って欲しいのです。
※経営者の方には自分もそうだったから弟子たちもそうしないといけない。というのは大きな間違いということに気づいて欲しい。
そして雇用するということはその従業員の背景(バックグラウンド)も視野に入れて雇用をするという頭をもって欲しいです。
この業界には有給という概念がない?
実際にこの業界の多くは有給という概念がありません。
簡単にいうとブラック企業が9割です。笑
それは今まで述べてきたように悪しき風習のせいだと思っています。そして業界的にブラック企業だと思っていない。当たり前と思っている。(技術職だから?)
僕が有給を取ろうとした時にはどこでも嫌な顔をされました。
実際には会社員でも個人事業主でも有給はある。
会社に就職する場合
個人事業主先に就職する場合
最後に
ここで紹介したことが実際にどこでもあるのが事実です。
ご自身の就職先で嫌な(思っていたのと違う)体験するようなことがないようにしっかり就職先は決めて欲しいです。
- 勤務先と喧嘩別れをすると給料も最後いらない。
- 有給消化を利用できない。
良いように言われておしまいです。自分を守る知識をつけてください。
確認してほしことを最後に記載します。
- 就職先がどんなスキルを身につけれるのか?(やりたいことに近いのか)
- 自身の雇用形態はどうなっているのか?(規約が色々とあります。)
- 会社なのか個人事業主なのか?(保険の問題があります)
- 雇用者に対して責任をもっているか。(自分の利益だけで経営していないか)
- 自身の職場の雇用形態を伝えれるか。(社労士しか知らない。社労士も雇っていない)
- 何を求めて働きたいか見極めれるか。
僕自身はまだ上記の準備ができていない為、雇用は募集していません。
上記の準備ができたら一緒に働ける仲間を募集したいところです!